オフィスでの協力

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2026年、大手経営コンサルティング企業のマッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社が認定NPO法人ReBitの協力を得て実施した調査により、日本の職場における性的少数者の実態が明らかになった。回答したLGBTQ+当事者のうち54%が職場で何らかの課題や働きづらさに直面したと回答し、日本企業における多様性尊重の取り組みに依然として大きな課題が存在することが示された。

特筆すべき点として、インクルージョンの不備が優秀な人材の離職に直結している実態が浮き彫りとなった。当事者回答者の3人に1人にあたる33%が、性的指向や性自認を理由に退職を検討した、あるいは実際に離職した経験があると回答した。ゲイやバイセクシュアルなどのシスジェンダー男性層においてもこの数値は31%に達しており、属性を問わず職場環境への不適応感が深刻な人材流出を招いている現実が確認された。

調査によると、直面する課題は露骨な差別的言動にとどまらない。心理的安全性の低さ、同性パートナーを対象とした社内規定や福利厚生の不備、そして社内にロールモデルとなる当事者の先輩社員が存在しない点などが主な要因として挙げられた。その結果、当事者社員はパートナーの存在を語ることへの躊躇や、カミングアウトによる昇進への悪影響、企業の掲げる方針が単なる表面的な広報に過ぎないのではないかという疑念を常に抱えながら勤務している。

分析によれば、本調査は日本企業が直面する労働力不足と組織改革の必要性を鋭く突いている。職場における包摂の確立は、単にロゴを虹色に変えるような形式的な啓発運動ではなく、社員が自らの将来を描けるかどうかという企業の持続可能性に直結する経営課題である。労働市場の流動化が進む中、同性パートナーへの公平な処遇制度を整え、実質的な心理的安全性を担保できる企業風土を醸成することが、多様な人材の確保と定着に向けた不可欠の要件となっている。

アジア編集部:キム・ミンジュン