台湾・台北警察のゲイバー手入れに抗議

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2026年10月3日、台北市警察は西門町の繁華街にある著名なゲイバー「Commander D」に対して立ち入り捜査を実施し、店舗の責任者を逮捕するとともに居合わせた51人を連行して事情聴取を行いました。当局は同日、地域内の娯楽施設15か所に対して一斉取り締まりを行い、その中には3軒の性的マイノリティ向けバーが含まれていました。

この警察の強硬な捜査手法に対し、人権団体や市民社会から抗議の声が上がりました。台湾伴侶権益推動連盟をはじめとする複数の支援団体は共同声明を発表し、今回の強制捜査は警察内部に根強く残る「構造的な同性愛嫌悪」と公権力の濫用を示すものであると厳しく批判しました。

世論の反発を受けて、台北市の蒋万安市長は10月5日に公式な声明を発表しました。蒋市長は警察による「不当な行為」に対して遺憾の意を示すとともに、台北市が包摂的で多様性に開かれた都市であることを強調し、適正な法執行手続きの遵守と市民の権利保護を関係部署に求めました。

今回の事態は、東アジア最大規模の性的マイノリティのパレードである「台湾LGBTプライド」が10月下旬に予定されている中で発生しました。大規模な催しの直前に起きた捜査トラブルは、公権力行使の透明性をめぐる議論を呼び起こし、当事者が安心して集える空間を守る必要性を改めて提起しています。

アジア編集部:キム・ミンジュン

出典:LGBTQ News