ドイツ:ゲイ公表の相手を襲撃した柔道選手が永久追放

2026年10月、ドイツのライプツィヒで開催された柔道ブンデスリーガの試合直後、暴力事案が発生しました。ジョージアのアカキ・ジャパリゼ(Akaki Japaridze)選手が、対戦相手であるドイツのティモ・カヴェリウス(Timo Cavelius)選手を突然襲撃し、複数回殴打して手術が必要な重傷を負わせました。これを受け、柔道ブンデスリーガはジャパリゼ選手に対し無期限の資格停止(永久追放)処分を下しました。

被害を受けたカヴェリウス選手は、2024年のパリ五輪に同性愛者であることを公表して出場したドイツを代表する選手であり、LGBTQ+コミュニティからも高い支持を集めています。事件後、ジャパリゼ選手はカヴェリウス選手の勝利パフォーマンスが挑発的であったと主張しましたが、カヴェリウス選手は自チームに向けた喜びの表現であったとし、侮辱や挑発行為を完全に否定しました。

ドイツ柔道連盟によると、この下顎の重傷と手術の影響により、カヴェリウス選手は世界選手権を含む主要な国際大会からの欠場を余儀なくされました。ジャパリゼ選手にはリーグからの追放処分に加え、ジョージア柔道連盟や国際柔道連盟(IJF)による追加処分が見込まれており、現地警察による刑事捜査も進められています。

スポーツの精神に反する今回の暴力行為は、国際的なスポーツ界および性的マイノリティの支援団体に強い衝撃を与えました。多様性を尊重するアスリートへの安全確保の徹底と、暴力に対する断固とした処罰を求める声が高まっています。

ヨーロッパ編集部:ルーカス・バッカー

出典:LGBTQ News