2026年8月19日から23日にかけて、オーストラリアのブリスベンでインクルーシブ・ラグビーの国際大会「ビンガム・カップ」が開催されました。イングランド南西部初のLGBTQ+フレンドリーなラグビーチームであるブリストル・バイソンズ・ラグビークラブ(Bristol Bisons RFC)は、延長戦の末にシカゴ・ドラゴンズを31対26で破り、ホグランド・カップ(Hoagland Cup)を初制覇しました。


ビンガム・カップは国際ゲイ・ラグビー(IGR)のワールドカップにあたり、世界中から数千人の選手やサポーターが集まります。大会名は、2001年の米国同時多発テロ(9・11)でユナイテッド航空93便に搭乗していた元ラグビー選手のマーク・ビンガム氏にちなんで名付けられています。2005年に設立され、100名以上の選手やボランティアを抱えるバイソンズは、2024年のローマ大会での3位入賞を上回り、クラブ史上最高位の快挙を達成しました。


ブリスベンへの遠征費調達のため、チームはブリストルからブリスベンまでの距離に相当する「100日サイクルチャレンジ」などの募金活動を行ってきました。ラグビーディレクターのサーシャ・アチソン(Sasha Acheson)氏は、この勝利が6年間の積み重ねの結晶であり、冷静な判断と情熱を保ちながら世界強豪を相手に堂々たる戦いを見せたと語りました。


会長のデイヴィー・マカンドリュー(Davey McAndrew)氏は、この功績をクラブの歴史における金字塔であり、メンバー全員の献身の賜物であると称えました。この優勝は包摂的なスポーツの可能性を広げ、性的マイノリティのスポーツ発展に大きな勇気を与えています。

オセアニア編集部:オリバー·テイラー