2026年9月、セルビアの首都ベオグラードで年次のLGBTQ+プライド行進が開催されました。参加者たちはレインボー旗やトランスジェンダー旗を掲げて市中心部を行進し、国会ビルからもレインボー旗が掲げられる中、行進はトラブルなく平和的に終了しました。

今回の行進は、サッカーフーリガンによる襲撃を受けた2001年の第1回行進から25周年を迎える節目にあたります。ベオグラード・プライド・ウィークの一環として開催され、2001年当時と同じ「すべての人に場所がある(There Is Room for All of Us)」というスローガンが掲げられたほか、ジャーナリストのダニツァ・ヴチェニッチ氏が「2026年ベオグラード・プライドのゴッドマザー」に任命されました。

平和裏に完了したこの行進は、地域における性的マイノリティの権利擁護と包摂へのあゆみを象徴しています。ヴチェニッチ氏は開始前のスピーチで、暴力の美化や同性愛嫌悪的な攻撃の増加に触れ、人権に対する深刻な脅威に警鐘を鳴らしました。

このイベントの成功は、バルカン地域におけるLGBTQ+コミュニティの可視性を大きく高めました。人権擁護運動の連携を強化するとともに、暴力に反対し平等を求める強い意志を国際社会に示しています。


ヨーロッパ編集部:ルーカス・バッカー