トルコ各地でLGBTQ+団体を捜索、63人以上拘束

9月13日、トルコ警察はイスタンブール、アンカラ、イズミル、メルスィンなどで、LGBTQ+団体や活動家、関連事業者を対象とする一斉捜索を実施した。ゲイバー、団体事務所、活動家の自宅などが捜索され、国営通信社は少なくとも63人が拘束されたと報じた。

トルコ各地でLGBTQ+団体を捜索、63人以上拘束

アキン・ギュルレク法相は、検察が162人の容疑者、9団体、13事業者を捜査していると説明した。当局は今回の捜査を「私の家族は安全」と名付け、子ども、家族制度、公共秩序を守ることが目的だとしている。

対象にはLGBTQ+の権利擁護団体やHIV啓発団体の現職・元メンバーも含まれている。捜索に先立ち、複数の関連団体のウェブサイトも遮断されていた。人権団体からは、捜査の規模や市民社会への影響をめぐって懸念が示されている。

トルコ各地でLGBTQ+団体を捜索、63人以上拘束

ヒューマン・ライツ・ウォッチは9月18日、9月12日から14日にかけた一連の捜索で少なくとも112人が逮捕され、82人が裁判所の命令に基づき拘束されていると報告した。対象地域にはイスタンブール、アンカラ、イズミル、アイドゥン、メルスィンが含まれる。

トルコではLGBTQ+に関連する公共活動への規制が続いている。イスタンブール・プライドは2015年から禁止され、その後の関連集会でも警察による介入が繰り返されてきた。一方、同性間の性行為そのものはトルコで犯罪化されていない。